ChatGPTだけでAWSサーバレスのPodcast配信システムが完成した話 —— コード生成が“開発体験”をここまで変えるとは思わなかった
Image credit: Tomokatsu Yukishita最近、ChatGPT を使いながら AWS 上でサーバレスのポッドキャスト配信システムを構築してみた。結果から言えば、“ChatGPT に指示するだけで完成してしまった”と言っても大げさではない。Lambda、S3、CloudFront、RSS フィード生成など、一見すると構築が面倒な要素が並んでいるにもかかわらず、必要なコードはすべて ChatGPT が自動生成してくれた。私はそれをコピペして AWS に配置するだけ。しかも、生成されたコードには「なぜこの処理が必要なのか」「AWS のどの仕組みと連携するのか」といった解説が丁寧に添えられており、システム全体の理解も自然と進んだ。
特に驚いたのは、単なるコード生成ツールではなく、“開発そのものを一緒に進めてくれるパートナー”として機能していたことだ。自分が思いつかないような改善案を提案してくれたり、気づかない設定ミスを指摘してくれたりと、まるで経験豊富なエンジニアと相談しながら開発している感覚に近い。質問を投げればすぐ答えが返ってくるため、実装の詰まりがほとんど発生せず、開発スピードも圧倒的に早かった。
今回の体験を通じて、「次世代の開発スタイルが本格的に始まった」と確信した。これまでの開発は、検索して調べ、試行錯誤しながらコードを書くのが当たり前だった。しかし ChatGPT を使うと、要件を伝えさえすれば、具体的なコードと構成が自動で出てくる。エンジニアは実装の細部から解放され、より“何を作るか”という本質に集中できるようになる。
この流れは間違いなく今後さらに加速するだろう。Google の Gemini をはじめ、他の生成 AI も試してみる予定だ。各サービスがどんな強みを持っているのかを比較し、自分の開発スタイルに最適な AI パートナーを探していくのも楽しみのひとつだ。
AI とともに開発する未来は、すでに手の中にある。今回のプロジェクトは、その最初の一歩として非常に刺激的な経験だった。
・・ということで、この文章も考えてもらいました。